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歯科矯正での変化を3ヶ月ごとに解説!実感しやすい人や注意点も紹介

歯科矯正は不正咬合の機能回復が本来の目的ですが、実際は審美性を求めた見た目の変化を期待して検討される方も少なくないでしょう。

そこで気になるのが「いつ頃から見た目の変化を感じられるのか?」という点ではないでしょうか。

歯科矯正では、変化の過程が分かりやすい場合や、変化を感じるまでの時間が短い場合などに、変化を実感しやすい傾向にあります。

この記事では、歯科矯正による見た目の変化を経過に沿って解説します。また、変化を感じやすい方の特徴や、顔の変化で気をつけておきたい注意点なども紹介します。

せっかく得た理想の歯並びを保つために必要な『保定期間』の重要性についても触れるため、ぜひ最後までご一読ください。


■歯科矯正の見た目の変化はいつから?

歯科矯正(歯列矯正)に時間がかかるのは、『骨代謝』を利用して治療が行われるためです。

歯科矯正は、歯を動かしたい方向に力を加えると、歯根の周囲の歯槽骨が圧迫される側では骨を溶かす「破骨細胞」が働き、牽引される側では新しい骨を作る「骨芽細胞」が働きます。

こうした骨のリモデリング(代謝)によって、少しずつ歯が移動していきます。

このような変化は数日で起こるものではなく、数ヶ月単位の時間を必要とする自然なプロセスです。

ここでは歯科矯正の見た目の変化を、治療開始からの経過に沿って紹介します。

1ヶ月後

治療を開始したばかりの歯科矯正において、1ヶ月目は平均0.3〜0.5mm程度移動するといわれています。

鏡や写真などで客観的に見ても、一般的にはこの段階で歯の移動を実感できる方はまだ多くはないでしょう。

大きな変化を実感できる段階ではないかもしれませんが、急ぐあまりに過大な力をかけることは、歯周組織に大きな負荷をかけることになります。

ダメージを歯に与えることは歯の寿命を縮めることにつながるため、1ヶ月目は慎重に進める時期です。

3ヶ月後

治療開始から3ヶ月程経過すると、人によっては変化を自覚し始める頃です。

以下のようなケースの人は、効果を感じやすい傾向があります。

  • 矯正前の歯並びの乱れが大きい方
  • スペース確保のために抜歯をした方
  • 目に付きやすい前歯を矯正中の方
  • 歯が動きやすい世代である10代や20代の方

特に目に付く場所や大きな移動を試みている歯の場合、3ヶ月程経過する辺りから変化を実感しやすくなります。

元の歯並びの状態や治療の方法などで個人差が発生するため、3ヶ月で実感するという情報は目安として捉えておきましょう。

もしこの時点で変化を感じられなくても骨代謝は進んでいるため、焦らなくていい時期です。

半年後

治療開始から半年程が経過すると、多くの人が変化に気付くでしょう。

部分矯正や、軽度の歯並びの乱れで矯正している方の中には、この辺りで治療が終了し、保定期間に入る方も出てきます。

歯並びが大方整ってくることで、特定の歯が当たり過ぎて負担が大きかったり、食べ物が詰まりやすかったりと、日常生活で感じていた不便さも軽減されてくる時期です。

1年後

矯正開始から1年が過ぎる頃には、ほとんどの方が歯科矯正による効果を実感する頃です

矯正開始から半年経過の際にすでに大きな変化を実感している方は、その後の変化を大きく感じないかもしれませんが、開始当初と比べればしっかりした変化が見られるでしょう。

一方で、変化の実感に満足してしまい、治療を自己判断によって中断・終了してしまうケースもあります。

しかし矯正治療では見た目だけでなく噛み合わせも整えたり、移動した歯並びを安定・定着させるために保定したりする期間が不可欠です。

自己判断で治療を止めてしまい、後戻りを起こすことがないよう、担当医師の指示はよく聞き、治療を最後まで続けましょう。


■歯科矯正で変化を感じやすい方

歯科矯正では、体質や年齢、状態や生活習慣など、さまざまな理由で変化が見られる時期が個人によって異なります。

ここでは、歯科矯正で変化を感じやすい方の特徴を紹介します。

顎が成長している方

子どもや思春期などの年齢層の方は成長期で顎の骨が柔らかく、歯が動きやすいため、見た目の変化も感じやすくなります。

成長期に歯科矯正をする場合、矯正に適した時期は以下の2期に分けられます。

  • Ⅰ期治療……4〜12歳頃の1〜3年間。乳歯と永久歯が共存する混合歯列期
  • Ⅱ期治療……12〜17歳頃の1〜2年間。永久歯列期(個人差あり)

これらの時期に歯科矯正を行うと、治療がスムーズに進みやすく、見た目も分かりやすく実感できるといえるでしょう。

代謝がいい方

成長期を過ぎた大人の方でも、身体の代謝が活発な方に関しては歯も動きやすく、見た目の変化を早い段階で実感できる傾向があります。

食生活や睡眠時間の調整、喫煙を控える、運動を習慣づけるなど、意識して生活習慣を整えることで代謝を上げることは可能です。

歯科矯正を検討している方は、生活習慣の改善に取り組むことで、ポジティブに受け取れる結果が見られる可能性があります。

歯並びが悪くなる癖や習慣がない方

歯科矯正は歯の移動を無理のないスピードで行う治療のため、歯を動かす力以上に歯に負担がかかる癖がある場合、見た目の変化を期待通りに感じられないことがあります。

歯並びに悪影響がある癖には、以下のようなものがあります。

歯並びを悪くする生活習慣 口腔習癖
  • 頬杖
  • うつ伏せ寝
  • 猫背
  • よく噛まずに食べる
  • 歯ぎしり
  • 指をくわえて吸う
  • 唇を噛む
  • 舌を突き出す
  • 爪を噛む
  • 口呼吸

口腔習癖は自身で意識する方法のほか、歯科医院で指導を受けて行うトレーニングでも改善が見込めます。

上記のような癖がない方は、矯正が治療計画通りに進みやすく、変化も実感しやすいでしょう。

抜歯が不要なケース

歯科矯正では、歯をきれいに並べるためのスペースを確保するために抜歯を行うことがありますが、スペースが足りている場合は、非抜歯で矯正を進められます。

抜歯を伴う矯正は、抜いた部位を埋めるための大きな歯の移動が必要となり、その分治療期間が長くなる傾向があります。

抜歯したスペースが埋まる変化自体は大きいですが、全体の歯並びが整うまでには時間が必要です。

一方で、抜歯を必要としない矯正では、歯の移動距離が短く済むことが多いため、治療期間も短縮しやすく、歯並びが整うという変化も比較的早い段階で実感しやすいのがメリットです。

部分的な矯正で済む方

部分矯正は歯の移動範囲が限定的であるため、全体矯正に比べて短期間のうちに変化を実感しやすいのが特徴です。

歯科矯正は、歯の移動範囲が広いほど治療に時間がかかるため「前歯だけ矯正したい」「気になる1本だけ整えたい」といった場合の部分矯正では変化も早い時点で見られるでしょう。

部分矯正か全体矯正かの選択は歯科医師の診断によるため、歯科矯正を検討する場合はまず相談をおすすめします。

矯正装置による見た目が気にならない方

矯正装置の装着の見た目ではなく、矯正の効果を優先して選ぶことができる方の場合、変化を感じやすいといえるでしょう。

歯科矯正の治療法には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正がありますが、この2種類の治療法には大きな差があります。

マウスピース矯正は、透明で薄いプラスチックによるマウスピースを装着するため、近距離でほとんど気付かれないほど見た目に影響がありません。

しかし、歯の移動は少しずつ進行するため、見た目の変化は緩やかです。

一方ワイヤー矯正(表側矯正)は、装置が目立ちやすいものの、重度や複雑な歯並びなど、適応できる症例が幅広く、大きな移動も細かい調整にも効果が発揮できるのがメリットです。

症例や医師の技術によって治療期間や効果の現れ方は異なりますが、一般的にはワイヤーでの表側矯正を選択すれば、変化を実感しやすいと考えられています。

ワイヤー矯正には透明に近いセラミック製の装置や、反射しにくいホワイトワイヤーなどもあるため、結果の早い実感と目立ちにくさを両立したい方は、治療計画時に確認しましょう。

変化が分かりやすい症例の方

歯科矯正によって特に分かりやすい顔の変化がみられる症例を紹介します。

以下の症例の方は、歯科矯正によって印象に明確な変化が期待できると考えられています。

症例 症状 歯科矯正による変化
出っ歯
(上顎前突)
上の前歯が突き出ている
  • 前歯が後方に移動し、口元がすっきりする
  • 横顔(Eライン)が整う
受け口
(下顎前突)
下顎が前に突き出ている
  • 横顔のラインが滑らかになる
  • 重度の場合は外科手術が必要な場合もある
口ゴボ
(上下顎前突)
上下の前歯または上下の顎が前に突き出ている
  • 口元の膨らみが改善され正常な位置に戻る
  • 口が閉じやすくなる
ガミースマイル

(歯肉露出症)

笑った時に歯茎が目立つ
  • 歯茎の露出が抑えられる
  • 笑顔の印象が変わる
ディープバイト
(過蓋咬合)
上の前歯が下の前歯に深く覆い被さっている
  • 顎のラインがはっきりする
  • 下顔面が適切な高さ(長さ)になる
オープンバイト

(開咬)

奥歯をかみしめても前歯が噛み合わない
  • 口元が閉じやすくなる
  • 顔全体の印象が引き締まる
すきっ歯
(空隙歯列)
歯と歯の間にすき間がある
  • 前歯は特に目立ちやすい分、変化も明確
  • 人前で笑えるようになる

矯正による変化の出方は症状によってさまざまですが、上記は歯科矯正による歯の移動が比較的大きい症例のため、顔の変化を特に実感しやすいでしょう。


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■歯科矯正による顔の変化の注意点

歯科矯正は歯並びを改善する治療のため、ポジティブな結果を期待する方は多いと思いますが、全ての方が満足する変化が同様にもたらされるわけではありません。

過度な期待のために後悔しないよう、歯科矯正による顔の変化の注意点を紹介します。

顔の変化には個人差がある

矯正前の歯並びの状態はもちろん、顎の骨格、筋肉の付き方、年齢などに個人差があるように、矯正後に得られる顔の変化にも個人差があります。

歯科矯正は機能改善が本来の目的の治療であるため、骨格の悩みを大きく改善する美容整形のような、劇的な変化を望むものではありません。

どのような改善や変化が期待できるのか、そもそもどのような変化を望んでいるのかを、治療計画時にしっかりと担当医師に伝え、十分なカウンセリングを行いましょう。

顔の変化に違和感を感じることがある

矯正によって顔が変化すると、一時的に違和感を覚えることがあります。

慣れるまでの期間には個人差がありますが、一般的には数週間〜数ヶ月程度で違和感は払拭されることが多いでしょう。

もし違和感が拭えず、適応も難しい場合は、必要に応じて微調整も検討できるため、担当医師に相談してみましょう。

歯科矯正には限界がある

歯科矯正では骨格の問題に対してはアプローチが限られます。

例として、重度の受け口や顎の大きな非対称など、主に顎の骨の大きさや形・ズレなど、歯が原因ではない場合は、外科的手術の併用が必要なケースです。

また、年齢によっても矯正治療で得られる効果は異なり、成長に合わせた矯正ができる子どもと比べ、成長が完了している成人の場合は歯の移動のみが中心の治療となります。

歯科矯正の限界を踏まえた上で、実現できる矯正治療を納得して進めることが重要です。

歯科矯正は美容整形ではない

歯の「見た目」は歯科矯正でも美容整形でも整えることができますが、同じことをしているようで、その特徴と目的は全く違います。

歯科矯正で最優先されるのは機能面や健康面であり、結果的に整った歯並びは得られますが、身体的に負担をかけないよう行われるため時間がかかります。

美容整形で優先されるのは審美性やある程度の即効性であり、自己肯定感や満足感は高まりますが、機能改善を必要とする場合は矯正歯科との連携が必要です。

歯科矯正は美容整形ではありませんが、美と機能性を補完し合うための併用も可能であるため、必要に応じて専門家に相談しましょう。


■変化を保つための保定期間が大切

保定期間は、矯正治療が終了した後に行われる、歯や歯茎・顎の骨を、移動した位置にしっかりとなじませるための重要な期間です。

矯正期間中に、医師の指示通り定期的に通院することは、治療の進行状況や口腔内の状態を確認する上で非常に重要ですが、保定期間も同様です。

矯正によって移動した歯は『後戻り』といって、矯正前の元の位置に戻ろうとします。

そのため、矯正期間と同等か、症例によってはそれ以上、保定装置(リテーナー)の装着による保定期間が必要です。

保定期間中は年に2〜3回程度のメンテナンスに通う必要があります。その中で、後戻りすることがあれば、最悪の場合、再矯正が必要になるケースもあります。

歯科矯正は、矯正後の保定期間も含めて治療です。実感できた変化を保つために、保定期間中も指示通りの通院を欠かさないようにしましょう。


■まとめ

歯科矯正で得られる変化は、単なる歯並びの調整だけでなく、顔つきの変化による審美性や自信、機能面・健康面の向上など、さまざまな形で感じられます。

嬉しい変化が見られたあとは、それを維持するためのメンテナンスやアフターケアをしっかり続けていきましょう。

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早めの変化を期待する方は多いですが、まずはどんな治療が必要かを知ることが大切です。そのためにも無料相談をお気軽にご利用ください。


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