矯正歯科は、歯や顎骨に力をかけ、歯並びや噛み合わせを改善する治療です。
「ガタガタな歯並びがコンプレックス」「上下の歯が上手く噛み合わない」などの悩みを抱えている方にとっては、人生を変えるきっかけになる可能性もあります。
そのため、自分に合った歯科医院で満足できる治療を受けられるよう、慎重に選択することが大切です。
では実際、どのようなことに気をつけて選ぶのが適切なのでしょうか。
この記事では、矯正歯科を選ぶ際に確認しておくべきポイントや、選び方のコツについて紹介します。
これから矯正歯科を受ける方は、歯科医院選びの参考にしてください。
■矯正歯科を選ぶ際の基準

矯正歯科を選ぶ際は、以下の3つを基準に選ぶことをおすすめします。
- 自分に合った矯正治療を取り扱っている
- 通いやすい条件が整っている
- トラブル時に迅速に対応できる
それぞれ詳しく解説します。
自分に合った矯正治療を取り扱っている
矯正歯科にはさまざまな種類があり、症例ごとに治療法も異なるため、自分に合った矯正治療を受けられるかが大切です。
例えば、取り外しが可能で手入れがしやすいメリットからマウスピース矯正を希望する方もいますが、重度の歯のねじれや歯列の乱れがある症例には向いていない可能性があります。
また、目立ちにくいワイヤー矯正を受けたい方の場合は、裏側矯正(舌側矯正)やセラミックブラケットがおすすめですが、すべての歯科医院で取り扱っているわけではありません。
自分の希望に適した治療法を歯科医師と相談しながら決定することが大切ですが、そのためには複数の矯正治療を取り扱っている歯科医院を選択する必要があります。
通いやすい条件が整っている
矯正治療は定期的な通院が必要になるため、通いやすい条件が整っている歯科医院を選択しましょう。
自宅から通う場合と勤務先から通う場合を考慮し、好都合な立地にある場所を選ぶのがおすすめです。
また、ライフスタイルに合わせた時間や曜日に営業していると、通院の利便性が高まります。
トラブル時に迅速に対応できる
治療中はさまざまなトラブルが起こるリスクがあるため、対応が迅速に行えるかを事前に確認しましょう。
矯正装置に破損や不具合が起こった際に放置すると、治療が長引く、後戻りが起こる、口内の粘膜を損傷するなどのトラブルにつながる恐れがあります。
また、矯正治療は歯を動かす際の痛みや違和感が生じるケースがあるため、困ったときにすぐ受診できる歯科医院を選択する必要があります。
予約の取りやすさや、急患対応についても確認しておくのがおすすめです。
■矯正歯科を選ぶ際のチェック項目

ここからは、矯正歯科を選ぶ際にチェックしておきたい6つの項目について紹介します。
- 矯正歯科を専門としている
- 一般歯科との連携の有無
- 同じ歯科医師が一貫して治療を行うか
- 待ち時間
- 料金体系の適正さ・明瞭さ
- 院内の清潔さ
それぞれの項目について詳しく解説します。
矯正歯科を専門としている
矯正歯科を専門としている歯科医院では、専門性の高い治療が受けられる、難症例にも対応できるなどのメリットがあります。
矯正治療を行ううえで外科治療が必要な方や、歯列の乱れが大きい方は、矯正歯科を専門としている歯科医院で治療を受けるのがおすすめです。
また、セファロレントゲンや歯科用CTなどの設備が導入されている歯科医院では、骨格や歯の状態をより精密に分析・診断できます。
設備については、歯科医院の公式ホームページやカウンセリングで確認しておくのがよいでしょう。
一般歯科との連携の有無
矯正治療を受ける場合でも、一般歯科との連携や取り扱いの有無を確認しましょう。
矯正歯科に特化している場合、専門性の高い矯正治療を受けやすいですが、場合によっては一般歯科の処置が必要になるケースがあります。
矯正歯科を専門としたうえで、一般歯科との連携があれば、治療中のトラブルにも対応しやすい利点があります。
矯正歯科と一般歯科の両方を取り扱っている歯科医院であれば、同じ医院で矯正治療と歯の治療を同時に行えるのがメリットです。
同じ歯科医師が一貫して治療を行うか
矯正治療を受ける前に、同じ歯科医師が一貫して治療を担当するかを確認しましょう。
矯正治療は年単位で行われるため、場合によっては途中で違う歯科医師が治療を担当する可能性があります。
治療方針が途中で変更になる可能性もあるため、カウンセリングをはじめ、最初から最後まで同じ歯科医師が担当するのが望ましいです。
待ち時間
待ち時間が長く、いつも忙しそうにしている歯科医院は、一人ひとりにかける時間が短く、十分な対応を受けられない場合があります。
また、休診日が多かったり、非常勤の歯科医師が治療を行っていたりするケースでは、常勤の歯科医師の忙しさが背景にある可能性があります。
これらの場合、スタッフ同士の連携不足や、緊急時の対応が遅れやすいなどの問題点が懸念されるため、忙しいから人気の歯科医院とは考えず、慎重に検討しましょう。
料金体系の適正さ・明瞭さ
矯正歯科は自由診療のケースが多く、歯科医院ごとに料金が異なるため、設定されている料金体系の適正さや明瞭さを確認することが大切です。
自由診療で受ける矯正治療は費用が高額になりやすく、少しでも費用を抑えて受けたい方もいると思います。
しかし、安さだけで判断せず、受ける治療に対して適切な料金であるかをよく精査しましょう。
また、治療が予定通りに進まず、かかる費用が予算よりも高くなる可能性もあります。
追加料金が発生する際は詳細を確認し、納得したうえで治療を受けられるようにしましょう。
院内の清潔さ
歯科医院は口内の治療を行う場所であるため、院内の清潔さは必ず確認したいポイントのひとつです。
待合室や診察室の清掃が行き届き、清潔に保たれているか、スタッフの清潔感はどうかなどをチェックすることをおすすめします。
また、院内の感染防止対策や治療器具の滅菌が徹底されているかも確認しましょう。
■矯正歯科のカウンセリングで確認したいポイント

矯正歯科でカウンセリングを受ける際は、以下の5点をチェックしましょう。
- カウンセリングの丁寧さ
- 症例写真
- スタッフの雰囲気
- 具体的な治療計画
- 納得できる説明がされたか
それぞれのチェックポイントについて詳しく解説します。
カウンセリングの丁寧さ
カウンセリングの際は、分かりやすい言葉で丁寧な説明があるかを確認しましょう。
親身に相談を聞き、適切な治療方法を一緒に考えてくれる歯科医院がおすすめです。
メリットだけで強引に治療を勧めてくるのではなく、デメリットも踏まえた説明をしてくれるところを選択しましょう。
症例写真
矯正治療の症例写真が豊富な歯科医院は経験や実績があるため、一人ひとりに適した治療を見極められる可能性が高いです。
また、起こりうるトラブルの予測や最終的な仕上がりを見据えた矯正治療の提案にも慣れている特徴があります。
実際に写真があることで、患者様も具体的な治療のイメージがしやすいメリットがあります。
スタッフの雰囲気
カウンセリングの際は、歯科医師だけでなく、歯科助手や受付など、スタッフ全体の雰囲気を確認することをおすすめします。
矯正治療中は複数回の通院が必要になるため、スタッフの人柄や対応に不満があるとモチベーションが低下しやすいほか、悩みや疑問点についても相談しづらいと感じる原因になります。
通院を怠ると治療進捗に影響を及ぼす可能性があるため、通うことに消極的にならないような歯科医院を選択しましょう。
具体的な治療計画
治療の手順や目的、かかる期間などが事前に説明されるかもチェックしましょう。
治療の経過をコンピューターでシミュレーションできるケースもあるため、その場合は過程の写真を見せてもらえるか確認することをおすすめします。
治療計画が具体的に示されていると、モチベーションの維持につながるほか、不安を軽減して通いやすくなります。
納得できる説明がされたか
矯正治療では、納得できる説明をしたうえで合意を得てから進めることが大切です。
例えば、矯正治療では抜歯が必要な場合がありますが、具体的な理由やメリット、リスクなどを事前に説明し、患者様が納得したうえで処置を行うことで、後々のトラブル回避につながります。
また、人によっては思うように歯が動かず、予定よりも治療期間が延びてしまうケースもあり、追加料金が発生する可能性があります。
前もって考えられるデメリットやリスクまで詳しく説明してくれる歯科医院であれば、安心して治療を継続しやすいでしょう。
■矯正歯科の選び方のコツ

実際に矯正歯科を選ぶ際は、以下の2つのポイントを参考に歯科医院を見極めましょう。
カウンセリング前に質問事項を整理しておく
カウンセリングを受ける際は、事前に質問事項を整理しておくことをおすすめします。
ここまで選ぶ基準や確認したほうがよい項目を紹介してきましたが、改めてチェックリストでまとめたため、参考にしてください。
- 現在の歯並びの問題点
- 噛み合わせや見た目はどの程度まで改善できるか
- 治療期間の目安
- 自分に適した矯正方法
- 取り扱っている装置の種類
- 担当の歯科医師は途中で変わるか
- 総額の目安と支払方法、追加料金の有無
- 痛み・違和感・虫歯などのトラブルに対する対処法
- 保定期間とリテーナーの装着時間
カウンセリングでは質問をすることも大切ですが、肩こりや顎の痛みがある、いつまでに治療を終わらせたいなどの相談がある場合は忘れずに伝えることが重要です。
すべてが理想通りの歯科医院を見つけるのは難しいかもしれませんが、少しでも安心して治療を受けられる歯科医院を見つけましょう。
複数の歯科医院を比較する
実際に、複数の歯科医院のカウンセリングを受けて比較するのがおすすめです。
院内の雰囲気や患者様への接し方など、直接歯科医院を利用しないと分からない部分もあります。
カウンセリングのみであれば無料の歯科医院もあるため、積極的に活用しましょう。
■矯正歯科が合わなかったらどうする?

どれだけ入念に下調べをしても、歯科医院の選び方に失敗したり、途中で合わないと感じたりするケースもあるでしょう。
ここからは、選んだ矯正歯科が合わなかった場合の対処法について紹介します。
やむを得ない場合は転院が可能
基本的に矯正治療は、最初から最後まで一貫して同じ歯科医院で受けることが望ましいですが、やむを得ない場合は転院が可能です。
引っ越しや就学・就職などのライフスタイルの変化によって、矯正治療に通いづらくなるケースは実際にあります。
問題を相談することで現状を改善できる可能性もありますが、歯科医師との相性が悪い、本当にこの治療方針で大丈夫なのかなどの不安を抱えたまま無理に通院する必要はありません。
転院の際はデメリットや注意点を把握しておく
以下のように、矯正歯科を変える際はさまざまな下準備が必要になるほか、デメリットや注意点もあるため、把握しておくことが大切です。
- 紹介状や治療経過が分かる資料を用意する(必要な場合)
- 予算よりも費用が高額になる可能性がある
- 治療が長引く可能性がある
- 虫歯や歯周病のリスクが高まる
- 現在使用している矯正装置を取り扱っていない場合がある
紹介状や治療の進捗が分かる書類があれば用意しましょう。
また、前の歯科医院ですでに受けた治療の料金や支払った費用は返金されない可能性が高いため、予算オーバーになりやすいです。
転院から治療までの期間が空きすぎると、歯の後戻りや虫歯・歯周病のリスクが高まるため、スムーズに転院できるように下準備をしましょう。
■まとめ
人によって矯正歯科の合う・合わないは異なるため、さまざまな点を考慮しつつ自分に合った歯科医院を選択できるように工夫しましょう。
矯正歯科を選ぶ際のチェックポイントは複数ありますが、自分がどの点を重視するのかに合わせて選択することが大切です。
名駅大森ピア歯科・矯正歯科では豊富な種類の矯正歯科を取り扱っているため、歯並びをきれいにしたい、目立ちにくい矯正治療を受けたいなどのお悩みに幅広く対応いたします。
小児矯正や小児歯科の取り扱いもあり、小さなお子様がいる方も安心してご利用いただけます。
初めての方も、ぜひ一度お気軽にカウンセリングにお越しください。





