矯正治療を続けていると
「え?最近ぜんぜん動いてない…?」
と不安になる時期があります。
実はこれ、矯正では ほぼ全員に起こる“停滞期(ていたいき)” です。
停滞期を知っておけば、
治療への不安が一気に減るので、
名駅大森ピア歯科・矯正歯科がわかりやすく解説します![]()
目次
【1】“停滞期”は必ず起こる正常な現象です
歯は常に滑らかに動くわけではありません。
動く → 止まる(停滞) → また動く
このサイクルを繰り返しながら、最終位置へ向かいます。
特に停滞しやすいタイミング![]()
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治療開始から2〜3ヶ月後
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大きく動かした後
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噛み合わせの微調整に入った時
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歯根の周りの骨が再構築している時
止まって見えるのは、治療が順調に進んでいる証拠。
【2】なぜ一度“止まったように見える”の?
理由は大きく4つ![]()
① 骨(歯槽骨)がゆっくり変化するため
歯は骨の中を移動するので、
骨の作り替え(リモデリング) が追いつくまで停滞する時期がある。
② 歯ぐきの炎症で動きが悪くなる
磨き残しや炎症があると、歯の動きが鈍くなる。
③ マウスピース・ワイヤーの力が弱くなっている
アライナー矯正では
フィット不足(浮き) が原因で動かないことが多い。
④ 噛み合わせが移行期に入り、動きが一時停止する
見た目が整ってきた頃に起こる“調整の時期”。
【3】放置してOK?
停滞期そのものは問題なし!
ただし、次の場合は歯科医院へ![]()
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1ヶ月以上まったく動かない
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痛みが強い & 長引く
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マウスピースが浮いている
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歯ぐきが腫れている
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アタッチメントが取れた
※フィット不良は治療遅延の原因No.1。
【4】自分でできる“停滞期の乗り越え方”
① アライナーの装着時間を見直す
20〜22時間の徹底は必須。
たった1〜2時間の不足でも動きに影響する。
② チューイーの使用
フィット改善により、停滞期が短くなる。
③ 歯間ケア(フロス・歯間ブラシ)
炎症があると歯は動かない。
停滞期=ケア徹底のチャンス。
④ 食いしばり対策
夜の食いしばりは歯に逆方向の力がかかるため動きにくい。
マウスピースは軽減効果あり◎
【5】医院でできる停滞期の打開策
名駅大森ピア歯科では
を行っています![]()
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アタッチメントの再配置
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マウスピース再作製(リファインメント)
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ワイヤーの力の微調整
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噛み合わせの再評価
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動きにくい歯にピンポイントで力を加える処置
停滞期は“治らない”ではなく“次に進む前の準備期間”。
不安ならいつでも相談してくださいね!

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医療法人みやび会 名駅大森ピア歯科・矯正歯科
名古屋市中村区名駅2丁目45-7 松岡ビル3階
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