「親知らず、抜いた方がいいのかな?」「痛みや腫れが心配…」
こうしたお悩みを持つ患者さまはとても多くいらっしゃいます。
この記事では、親知らずとは何か、抜歯が必要なケース、当院の治療方針、抜歯後のケアについて詳しくご説明します。
◆親知らずとは?
親知らず(第三大臼歯)は、一番奥に位置する永久歯で、10代後半から20代前半にかけて生えてきます。
名前の由来は、成長して親元を離れる頃に生えてくるため「親に知られずに生える歯」と言われています。
● 親知らずの特徴
・奥に生えているため、歯ブラシが届きにくく清掃不良になりやすい・斜めや横向きに生えることがあり、他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある
・まったく生えてこない(埋伏)場合もある
◆ 親知らずはすべて抜いた方がいいの?
結論から言うと、必ずしもすべての親知らずを抜く必要はありません。
ただし、以下のようなリスクがある場合は、抜歯をおすすめします。
【抜歯が推奨されるケース】
❶ 横向き・斜めに生えている場合
→ 隣の歯を押して歯並びが乱れる、痛みが出ることがあります。
❷ 一部だけ歯ぐきから出ている(半埋伏)
→ 歯ぐきの隙間に汚れが溜まりやすく、智歯周囲炎という炎症を繰り返すことがあります。
❸ むし歯・歯周病になっている場合
→ ブラッシングがしにくく、手前の歯まで悪影響を受けることがあります。
❹ 矯正治療を予定している場合
→ 親知らずが歯の移動を妨げる要因になることがあります。
❺ 頭痛や顎関節症の原因になっている場合
→ 噛み合わせや筋肉のバランスを乱す可能性があります。
◆ 抜歯の前の検査・診断
当院では、まず正確な診断が第一と考えています。
パノラマレントゲン撮影:全体の歯の状態を把握します
必要に応じてCT撮影:神経との距離や埋伏状態を立体的に確認します
問診・視診:痛みや腫れの有無、既往歴なども丁寧にお聞きします
これらの情報をもとに、抜歯の必要性とタイミング、リスクの説明をしっかりと行います。
◆ 抜歯の流れと所要時間
親知らずの抜歯は、比較的簡単なものから、外科的処置が必要なものまで難易度に差があります。
● 抜歯の基本的な流れ
局所麻酔(痛みを最小限に)
↓
歯肉の切開/歯の分割(必要に応じて)
↓
親知らずの摘出
↓
止血・縫合処置(必要に応じて)
↓
お薬の処方
↓1~2週間後(縫合処置を行った場合)
抜糸
● 所要時間の目安
簡単な抜歯:15〜30分程度
埋伏歯の外科的抜歯:30〜60分程度
※難症例(埋伏歯、神経が近いなど)の場合は、必要に応じて、口腔外科の病院などのご紹介も行いますのでご安心ください。
◆ 抜歯後の注意点とケア
抜歯後は腫れ・痛み・出血が出ることがあります。
回復をスムーズにするため、以下の点にご注意ください。
【術後の注意点】
当日は安静に過ごす(運動・長時間の入浴・飲酒は控える)
冷やしすぎないように頬を冷却(保冷剤をタオルに包んで)
強くうがいしない(血の塊=かさぶたを落とさないため)
処方された薬は指示通りに服用
食事は柔らかく冷たいものから(おかゆ・ヨーグルトなど)
【注意すべき症状】
数日経っても痛み・腫れが引かない
激しい出血が止まらない
口が開かない、しびれがある
こうした場合は、すぐに当院までご連絡ください。
◆【名古屋・名駅エリア】で親知らずの抜歯をご希望の方は、名駅大森ピア歯科・矯正歯科へ
親知らずの抜歯は、「抜くべきか?いつ抜くべきか?」の判断がとても大切です。
名駅大森ピア歯科・矯正歯科では、無理な抜歯は行わず、科学的根拠に基づいた最善の治療方針をご提案いたします。
少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。
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