トピックス TOPICS

インビザラインと裏側矯正、何が違う?


「目立ちにくい矯正」として人気のマウスピース矯正、インビザライン。また、古くからある目立ちにくいワイヤー矯正には裏側矯正が挙げられます。


どちらも目立ちにくい点は同じですが、矯正装置や矯正方法、目立ちやすさに違いが存在します。


今回は目立ちにくい矯正治療「インビザライン」&「裏側矯正」についてご紹介します。


■インビザライン(マウスピース矯正)


◎透明で薄いマウスピースを使って歯並びを整えます

インビザラインは透明で薄いマウスピースを使って歯並びを整えます。マウスピースは厚み0.5mmほどのポリウレタン製です。


マウスピースが薄く透明なため、ちょっと見ただけではマウスピースをつけていることを気づかれにくいです。インビザラインを始めた方、また、インビザラインのマウスピースをつけているのを見た方は「こんなに目立たないの?」と驚くことも少なくありません。


■裏側矯正(舌側矯正)


◎歯の裏側(舌側)に矯正装置をつけ、歯並びを整えます

裏側矯正とは、歯の裏側にブラケット装置とワイヤーをつけるワイヤー矯正の一種です。舌側(ぜっそく)矯正とも呼びます。


裏側矯正は矯正装置を歯の裏側につけるため、正面から見た場合は矯正装置が見えにくく、目立ちにくいです。ただし、上下や左右など、角度によってはチラリと装置が見えてしまうことがあります。


■インビザライン、裏側矯正の矯正範囲・矯正期間の違い


◎矯正範囲の違い

全体矯正


・インビザライン·········· 前歯~奥歯まですべての歯を矯正可能

・裏側矯正·················· 前歯~奥歯まですべての歯を矯正可能


部分矯正


・インビザライン·········· 上下20本(第2小臼歯まで)(インビザラインGoの場合)

・裏側矯正·················· 上下12本(犬歯まで)


インビザライン、裏側矯正ともに全体矯正では前歯~奥歯まですべての歯を矯正できます。部分矯正の場合は、インビザラインは上下合わせて20本(第2小臼歯まで)、裏側矯正は上下合わせて12本(犬歯まで)が対象です(※)。


(※)症例によって矯正可能な範囲が異なります。


なお、インビザラインで部分矯正を行う際は部分矯正プランである「インビザラインGo」のほか、軽度の歯並びの乱れの治療に適した、全体矯正プランである「インビザライン ライト」を用いることもあります。


◎矯正期間の違い

全体矯正


・インビザライン·········· 1~2年半程度

・裏側矯正·················· 1~3年程度


部分矯正


・インビザライン·········· 3ヶ月~1年程度

・裏側矯正·················· 5ヶ月~1年程度


どちらも、矯正期間はそれほど大きな違いはありません。


ひと昔前の裏側矯正は歯にかける力が表側矯正よりも弱かったため、表側矯正と比べて矯正期間が長くなることがありました。現在は裏側矯正の技術と装置が進化し、表側矯正と裏側矯正でかかる矯正期間の差はなくなっています。


■インビザライン、裏側矯正のメリット・デメリット


◎インビザライン

〇メリット


・透明なマウスピースで目立ちにくい

・いつでも自由にマウスピースを取り外せる(いつもどおりの食事・歯みがきができる)

・ワイヤー矯正と比べて痛み・違和感が少なめ

・通院回数が少ない(2ヶ月に1回程度)

・ほかのマウスピース矯正ブランドと比べ、軽度~重度まで多くの症例に対応できる

・ポリウレタン製のマウスピースを使うため、金属アレルギーを起こしにくい


●デメリット


・ワイヤー矯正と比べ、歯を動かす力が少し弱い

・苦手な歯並びの乱れがある(抜歯本数が多く、歯を大きく動かす必要がある症例など)

・飲食の度にマウスピースを外す必要がある

・毎日、マウスピースを外して清掃する必要がある

・定められた時間、マウスピースを装着する必要がある(1日22時間以上)

・奥歯の沈み込み(圧下)が起きてしまうことがある


◎裏側矯正

〇メリット


・矯正装置を歯の裏側につけるため、目立ちにくい

・歯を動かす力が強く、軽度~重度まで様々な歯並びの乱れに対応できる


●デメリット


・上下左右など、角度によっては矯正装置が見えてしまうことがある

・ワイヤーで歯を動かすため、装置をつけたときや調整のときに痛みを感じることがある

・歯の裏側に装置をつけるため、舌を傷つけてしまうことがある

・歯の裏側に装置をつけるため、発音しにくいことがある

・固定式のため、矯正中の飲食に制限がある

・固定式のため、矯正中は装置に合ったブラッシングが必要

・矯正中は装置の調整&お口の状態チェックのために1ヶ月に1回のペースで通院が必要

・金属製のワイヤーを使うため、金属アレルギーを起こす可能性がある


【歯並び、矯正方法選びでお困りの方はお気軽にご相談ください】


名駅大森ピア歯科・矯正歯科では、さまざまな矯正方法をご用意しています。


・インビザライン(マウスピース矯正)

・裏側矯正(舌側矯正)

・表側矯正


矯正はインビザライン認定医(ダイヤモンドプロバイダー)、および、舌側矯正WINシステム認定医の資格を持つ院長が治療を行います。


経験豊富な認定医により、お1人お1人の患者様に適した「オーダーメイド」の矯正方法をご提案いたします。


歯並び、矯正方法選びでお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。カウンセリングのご予約はWEB/お電話にて承っております。


名駅大森ピア歯科・矯正歯科
歯科医師

⇒院長の経歴はこちら